最近話題にもなりました大谷翔平選手のマンダラチャート(一部省略しています)
これは大谷翔平選手が花巻東高校で1年生のときに書いた最初のマンダラチャートとして有名なものになります。
マンダラチャートは1979年にクローバ経営研究所の松村寧雄氏によって
”人生とビジネスを豊かにする手法”として開発されました。
”自己分析にとってマンダラチャートがどれくらい有効なのか”また”自己分析の大切さ”について、今回取り上げていきたいと思います。
目次
履歴書に記入する”志望動機”や”アピールポイント”が見つかる
履歴書に”志望動機”や”アピールポイント”を記入する欄に何を書けば良いか悩みませんか。
マンダラチャートを作成することにより、あなたのライフプランの目標が明確になります。
”なぜその会社を志望したのか”についても行き当たりばったりではなく、今まで以上により深く考えることができるでしょう。
またアピールポイントについてもマンダラチャートから浮かび上がってきます。
”何も思い浮かばない”と思われるかもしれませんが、すでにマンダラチャートの作成に取り掛かっている行動そのものが大切なアピールポイントに繋がります。
その他、マンダラチャートを作成するメリット
マンダラチャートを作成することで得られるメリットは様々あります。
その中でも特に代表的なものをご紹介いたします。
行動計画を可視化できる
まず上のマンダラチャートをご覧ください。
大谷翔平選手の場合には”ドラフト1位8球団”が目標として設定されています。
そしてその”ドラフト1位8球団”の周りに”8項目の目標を達成するための行動”が記されています。
マンダラチャートでは、目標を達成するための行動をその目標の周囲に記入していく必要があります。
マスを埋めることで”どのような行動が必要なのか”一目瞭然になっていることが特徴のひとつです。
行動を可視化することによって曖昧さがなくなり、目標に向かって進んでいるのか判断する材料を提供してくれます。
目標を整理できる
ライフプランに合わせて人生の目標を考える時間を取れていますか?
ほとんどの方は毎日の生活に追われ考えている暇がないと思います。
マンダラチャートを作成するためにはビジネスや人生の目標を考える時間を与えてくれます。
就職活動や転職の際に”なぜ自分はこの会社で働きたいのか”や”なぜこの仕事を志望するのか”について自問することが可能になります。
そのことで、より具体的に面接時に自信を持って答えられるようになるでしょう。
自分にとって大切なことが見えてくる
目標に対する行動を可視化することによって”やる必要のない行動”も可視化できるようになります。
限り有る時間の中で”やる・やらない”の選択はとても大切です。
目標を明確にすることで、自分の人生にとってのプライオリティ(優先順位)が鮮明になり自分の人生をコントロールすることができるようになります。
大谷選手はファイターズ時代に先輩からの食事の誘いを断っていたといいます。
自分が成すべきことが明確にあるので、断りづらい誘いでも信念を持って断ることができたのだと思います。
この考え方に行動が加わったことが今の成功に繋がっています。
”出来ていないこと”や”してこなかったこと”が発見できる
マンダラチャートを使って取り組むべき課題を記入していると、現状自分が出来ていないことが浮き彫りになってきます。
自分が得意なことや好きなことは、簡単に行動に移せるものですが、苦手なことはついつい避けがちです。
そこに”成長のヒント”が隠されています。
このことにより”自分が得意なこと”や”苦手なこと”が客観的に判断することが可能になります。
マンダラチャート作成時のポイント
- 目標は定量化する
- 目標に期限を設けること
- 可能な限り具体的にする
マンダラチャート作成にあたってはこの3つに気をつけ作成しましょう。
目標を定量化(数値化)することにより、より具体的に目標について考えることができます。
そして期限を設けることで、時間管理に伴う自己管理を促すことができます。
そして抽象的ではなく、具体的に考えることでその目標に向かって取り組む課題がより明確になります。
就職活動にも役立つ。自己分析の必要性について
なぜ自己分析が就職活動に役立つのでしょうか。
- あなたが仕事を選ぶ際にライフプランに沿って選択することができる
- マンダラチャートを使って自己分析を行うことで、現在の立ち位置を確認できる
- マンダラチャートを使って自己分析を行うことで、自分史を振り返ることができる
この中であなたが面接で最もアピールできることはどれだと思いますか。
それは3番の”自分史を振り返ることができる”の部分になります。
マンダラチャートを作成していると、今まで取り組めていたことや出来てなかったことが浮き彫りになってきます。
そのことにより幼少期から多感な学生時代のことまで振り返ることができます。
企業はあなたが困難に直面したときに”どのようにして困難を乗り越えてきたか”について興味を持ちます。
自分史を振り返りそれを”どのようにカバーし乗り越えてきたか”をアピールすることであなたの人物像をアピールすることが可能です。
また”そんな経験が思い浮かばない”と思われても大丈夫です。
そのような場合は”今どのように考え行動に移し活動しているのか”をマンダラチャートから浮かびあがった人生観にそって伝えましょう。
自分自身を理解できていない人を他人が理解するのは難しいことです。
何度も会っている人であれば伝わっているかもしれませんが、初対面の人に面接でアピールするためには自分を理解しておくことがとても大切です。
まとめ
”自分をコントロールできるのは自分だけ”です。
そして人生の目標やビジネスの目標を達成するためには日々の積み重ねがかかせません。
その手段としてマンダラチャートは非常に役立ちます。
- 行動計画を可視化できる
- 目標を整理できる
- 自分にとって大切なことが見えてくる
- ”出来ていないこと”や”してこなかったこと”が発見できる
またマンダラチャートは就職活動時にも役立ちます。
履歴書を記入するときや面接時に効果を発揮します。
あなたの人生を考える手段としてマンダラチャートを活用してみましょう。