- 仕事や家事で手一杯で時間がない
- 疲れているのでリラックスしたい
- 遊びにいきたい
- 勉強が優先事項に入っていない
- 社会人は仕事を頑張れば良い
受験勉強を終え学生生活卒業後、就職し晴れて社会人。
働き始めると仕事が忙しく、勉強することをすっかり忘れて早◯◯年。
”勉強するのが嫌”というのも理由のひとつとしてあると思います。
しかし、ほとんどの社会人は”勉強する時間がない”や”社会人にとっては仕事が一番だから”と思われる方が非常に多いのではないでしょうか。
実際、総務省による以下の統計結果があります。
日本の社会人の平均勉強時間は平均7分前後
総務省統計局『社会生活基本調査』令和3年度より引用
これを見て”1日7分というかふつう勉強していないのでは”と思わるかもしれません。
そこで、この記事ではこの現実を踏まえて”勉強に意味がない”と誤解されている理由と”本当に意味がないのか”について検証していきます。
目次
優先順位の変化が原因
結論から申し上げると、あなたの中の優先順位が変化していることに起因しています。
お金を稼いでいるからちゃんとしている(もしくは家事をしている)> 勉強をする
頭の中にこのような公式が出来上がっていませんか。
社会人になる前は勉強していたのに、いつの間にか社会人になることがゴールになってしまっているのです。
たしかに仕事を覚えるのも大切です。
しかし、仕事を離れたときの自分の能力を客観視してみてください。
社会人だからこそ勉強はメリットだらけ
ではここからは具体的に”私が勉強を始めてみて実際どう変化したのか”について紹介していきます。
私の場合には、勉強を始めたことによって以下の4点が大きく変化したことを実感することができました。
- いつの間にか時間が過きていたことに気づく(気づき)
- 徐々に自分に自信を持てるようになる(メリット)
- 自己投資を実感する(気づき)
- 自己肯定感が高まる(メリット)
代表的なものですがこれらは勉強を始めて実感した効果になります。
以下、個別に解説していきます。
いつの間にか時間が過ぎていることに気づく
実際に勉強を始めてみたことを想像してみてください。
あなたは1日の大半の時間を仕事や家事に費やしています。
やっと仕事や家事が一段落して、眠るまでにリラックスしようと思ってもくつろげる間はほんの僅か。
その僅かな時間の中で勉強しようと思うと息が詰まりそうになります。
このときに”自由に使える時間って限られているんだな”と気づくことになります。
そしてこの僅かな時間を使って勉強に取り組む姿勢があなたの未来を左右します。
僅かな勉強時間であっても取り組んでいる人と全くしていない人との差は時間の経過とともに広がっていくのです。
「心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる」
ウィリアム・ジェイムズ(アメリカの心理学者、哲学者)
これはアメリカの著名な心理学者であるウィリアム・ジェイムズの言葉といわれています。
- 時間がない(気づき)
- 時間が限られていることに気づく(心が変わる)
- 僅かな時間を使って勉強しよう(行動が変わる)
- 継続し勉強しよう(人格が変わる)
- 将来(運命)が変わる
このことからも”時間がないことに気づかさせてくれることこそ勉強を始める大きなメリット”のひとつと言えるでしょう。
-
社会人が勉強時間を確保するための方法。平等な時間の上手な使い方のコツ
2024/8/18
せっかくやる気になったのに、いざ便器ょ言うを始めようと思っても中々時間が取れない。 そして忙しくしているうちに月日だけが流れてしまう。 でもどんなに多忙に見える人でも実際勉強している方 ...
給料と時間の関係性について
会社勤めの場合、会社の命令は絶対であり会議の資料や提出物の締切を守らなければなりません。
そして1ヶ月労働し奉仕した対価として給料を貰います( フルコミは除く)。
このことは言い換えると”自分の時間を会社に提供しその提供した時間の対価として給料をもらう”という仕組みになっています。
アルバイトやパートタイムだと特に分かりやすいかもしれません。
責任や職務内容に応じて給料は変わりますが、労働時間の対価として給料が支払われることは一緒です。
”給料は貴重なあなたの時間を提供して支払われるもの”であることを意識しましょう。
このことが将来を真剣に考えるきっかけをあなたに与えてくれます。
徐々に自信を持てるようになる
ここでもう一度、冒頭で取り上げた総務省の統計を見てみます。
日本の社会人の平均勉強時間は平均7分前後
総務省統計局『社会生活基本調査』令和3年度より引用
このデータだけでも驚かれると思いますが、この裏には以下のようなデータが内包させています。
その内容はというと”95%の人は勉強時間0分”という調査結果も同時に公表されているのです。
これは言い換えると自分の周りで100人に95人は勉強していません。
いかに社会人が勉強をしていないのか如実にあられています。
ここでひとつ考えてみましょう。
この現状の中であなたがたとえ10分でも毎日勉強を始めたらどうでしょうか。
徐々に周りと差が広がっていくのが自然の摂理です。
その日々の積み重ねがあなたに知識だけではなく自信をあたえてくれるようになります。
自分に投資することを覚える
2024年、新NISAが始まり投資ブームが起こっています。
”年利◯%で20年投資すれば◯◯万円儲かる”など検索すればそのような記事や動画がたくさんヒットします。
しかし未来のことは不確定で誰にも分かりません。
あくまで過去のデータを元に算出しているにすぎないからです。
しかしお金に関する投資は損をすることもありますが自己投資は決して無駄になりません。
究極の投資先は自分。
ウォーレン・バフェット : 世界三大投資家のひとり(オバマの賢人とも呼ばれています)
これは世界三大投資家のひとりウォーレン・バフェット氏の言葉です。
あの世界的投資家ですら、自己投資の重要性を強調しています。
では金融投資であればお金を投資しますが、それに対して自己投資の場合には何を投資するのでしょうか。
その答えは”あなたの時間”になります。
”自分に投資するとは己の限られた時間を自らの成長のために使う”ということです。
また金融投資と自己投資に共通する点があります。
それは金融投資(インデックス投資の場合)と自己投資どちらも”投資している時間の量が大きく影響する”ということです。
そのために1日でも早く勉強をスタートすることが生涯の勉強量に好影響を与えてくれます。
-
社会人にとってのおすすめ資格をご紹介。資格を選ぶときのポイントを交え解説していきます。
2024/9/22
このような時に資格を取るというのは有効な手段です。 しかし一括りに資格と言っても数多くあり、どの資格を選べば良いのか迷います。 そして迷っている間に時間が過ぎ、結局始められないなんてことが ...
自己肯定感が高まる
自己肯定感が高まるメリットとはどのようなものでしょうか。
これは”周りの声が自分に与える影響が小さくなる”ことが挙げられます。
勉強することがあなたの精神的自立を助長してくれます。
自己肯定感の高まりがあなたに自主性を与えプラスの螺旋階段へ誘ってくれます。
勉強しないという選択肢
仕事を離れた自分を過去と比べても”現状維持のまま”になってしまいます。
”仕事も自分を成長させてくれる”または”勉強した方がいいのは分かるけど仕事で結果をだすのが先”と思われるかもしれません。
たしかに仕事はこなせるようになるかもしれません。
しかし仕事を離れたご自身を想像してみてください。
従事している仕事から離れても自分に残るものこそがあなたの能力です。
そのために毎日積み重ねる勉強が必要になります。
そして休みたいところを堪えて、能動的に勉強する行動こそがあなたの強力なアビリティを作ってくれるのです。
まとめ
この記事では”社会人にとって勉強は意味がないのか”について検証してきました。
そして心のどこかで思っていた通り勉強の大切さを感じていただけたら幸いです。
- いつの間にか時間が過きていたことに気づく(気づき)
- 徐々に自分に自信を持てるようになる(メリット)
- 自己投資を実感する(気づき)
- 自己肯定感が高まる(メリット)
勉強は計り知れないメリットや気づきをあなたに与えてくれます。
しかしすぐに効果が現れるものではありません。
たとえほんの僅かな時間でも良いので、自分に投資することを始めましょう。
日本の社会人の平均勉強時間は平均7分前後
総務省統計局『社会生活基本調査』令和3年度より引用
たとえ1日10分でも勉強すれば平均以上です。
まずは自分のできる範囲で時間を見つけ勉強に取り組んでみましょう。