- 活字が苦手
- 何から読み始めたら良いか分からない
- 読むスピードが遅く感じる
- 読書していたら眠くなってしまう
- 読み始めるが最後まで読み終えることができない
誰しも小さいときに読書感想文のために仕方なく読んだ経験や、親から興味のない偉人の本を読まされた苦い思い出があるでしょう。
こういった経験が”読書が苦手”といった印象をあなたに刷り込んでいる可能性があります。
しかし大人になった今でも読書に対する苦手意識があるまま。しかし読書に対する苦手意識を克服したい。
読書が有益なのは分かっている。
今回はこのようなお悩みをお持ちの方に向けて、読書に対する苦手意識を克服する方法について詳しく解説していきます。
目次
読書が苦手な方でも読書に対する苦手意識を克服できる押さえるべきポイント
- 1ページ目から読み始める必要はない
- 購入したらすぐに読み始めよう
- 最後まで読み切る必要はない
- 興味のあるものだけを読む
- 本を手の届く範囲に置いておく
この5つのポイントを意識するだけで、あなたの読書に対するハードルがかなり下がります。
以下、それぞれ補足を加え解説します。
1ページ目から読み始める必要はない
小説は別ですが、エッセイや自己啓発本なら1ページ目から読む必要はありません。
そして最初から最後まで読み切る必要はありません。
お金を払ったのはあなたですので、当たり前ですが好きに読んで構いません。
読書は目次を見て興味のある箇所だけ読んでも効果があります。
読書を自己成長につなげるには読むことによるインプットをアウトプットすることが肝要です。
その点からも最後まで読み切ることよりも、たとえ数ページしか読まなかったとしても、その読んだ箇所を実践できた方が効果的といえるでしょう。
興味のあるものだけを読む
- 好きな人が書いた本
- 好きなことに関する本
一般的にエッセイと呼ばれるジャンルはとても読みやすくおすすめです。
自分の好きなスポーツ選手やタレントが書いた本、または憧れの経営者の書き記した本などはその人物の内面も記されています。
自分が強く関心を持っている人物ならば自然とこころに入ってくるでしょう。
”どうせ読むならエッセイじゃなく身につく本がいいな”と感じるかもしれません。
しかしエッセイはその著者の考え方や生活様式が色濃く記されていますのでとても参考になります。
Aの本・・・興味のある人の書いたエッセイ(読んでみたい)
Bの本・・・歴史的に名著と呼ばれている本(役には立つと思うけど)
この場合、無理してBの本を読む必要はありません。
自分の心に従いAの本を読んでみましょう。
本を手の届く範囲に置いておく
これは習慣化をするうえでも大切なポイントです。
そして苦手意識を克服する点でも大切なポイントになります。
読書はすき間時間に少しずつ読むだけでも効果的です。
読書の回数を増やすことで、それまで読んでいた部分を覚えておくことができるので、続きを読み始めたときに今までのストーリーを覚えていないことを防ぐことができます。
またエンタメに溢れている昨今では読書以外に興味がうつろいやすく、まとまった時間を読書に充てるのには元々読書好きである必要があります。
それを解消するためにもさっと手の届く範囲に本を置くことを意識しましょう。
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本の選び方
本を選ぶときに以下のポイントを意識するだけで、随分読みやすくなります。
- ページ数の少ない本から始める
- 平易な文章で書かれているものを選択する
- 試し読みしてフィーリングの合う著者のものを選ぶ
- 興味のある分野からチョイスする
ページ数の少ない本から始める
経験則上、200ページ前後のものがこちらに該当します。
特に短編に分かれている小説やエッセイだと非常に読みやすいと思います。
ページ数の多寡が本の価値と等しいわけではないので、本選びに迷ったときはとりあえずページ数の少ないものからチャレンジしてみましょう。
1冊読み終えることで”本を読み切れた”といった自信に繋がりますので、好循環を生み出します。
平易な文章で書かれているものを選択する
一般的に名著と呼ばれている本の中には難解なものもたくさんあります。
特にビジネス書で名著と呼ばれるものは読み応えがあり難解なものも数多くあり、選択するときには注意が必要です。
また海外の書籍の場合には翻訳したものになりますので、書籍を選択する際には注意しましょう。
平易な文章で書かれているからといって内容が薄い訳では決してありません。
平易な文章で書くためには思考を言語化する能力が優れていないとできませんので、ライティングに興味のある方や普段から文章を書いたりメールを頻繁に利用する方にとっては大変参考になるでしょう。
読書の効果
読書には様々な効果がありますが、ここでは代表的なものを取り上げます。
- 教養や知識が身につく
- 語彙力を増やす
- 論理的思考力を育む
- 問題解決のヒントが記されている
- 想像力を高める
東京大学教授の酒井邦嘉氏は読書の効果について以下のように述べていらっしゃいます。
読書を著者との対話だと捉えれば、時と場所を選ばない思考のトレーニングになる。
言語力と想像力が自然と必要とされる読書こそ、生涯にわたる理想的な鍛錬だと言える。
脳を創る読書 著:酒井邦嘉氏への生協総合研究所インタビューから引用
この記事のまとめ
ここまで読書が苦手な方が苦手意識を克服する方法について解説してきました。
以下、意識するポイントを要約するとこちらになります。
- 1ページ目から読み始める必要はない
- 購入したらすぐに読み始めよう
- 最後まで読み切る必要はない
- 興味のあるものだけを読む
- 本を手の届く範囲に置いておく
さらに次のステップとして本の選び方にも気をつけましょう。
- ページ数の少ない本から始める
- 平易な文章で書かれているものを選択する
- 試し読みしてフィーリングの合う著者のものを選ぶ
- 興味のある分野からチョイスする
今まで苦手意識があり、あまり本を読むことがなかった方でもこの2ステップを踏めばかなり読書へのハードルがかなり下がります。
そして読書の効果として代表的なものを取り上げました。
- 教養や知識が身につく
- 語彙力を増やす
- 論理的思考力を育む
- 問題解決のヒントが記されている
- 想像力を高める
どれも社会生活においては役に立つものばかりです。
過去の心理的ハードルを取り除き、好きなように読書をし、あなたの可能性を伸ばしましょう。