就職する際に企業の募集要項に職種が記されています。
例えば営業や事務そして接客などいろいろと分類されています。
また営業事務といった括りの募集もあります。
(私が転職した際にはこの営業事務という職種に従事しました。途中から営業職に変わりましたが)
営業と営業事務の大きな違いの特徴として
お客様のところに直接訪問する
ということが挙げられるのではないでしょうか。
また営業は売上数字を伸ばすことが第一のミッションであり、営業事務はそのサポートになります。
目次
仕事内容
大きく分類すると、アウトバウンド営業とインバウンド営業に分類することができます。
アウトバウンド営業とは、顧客リストを作成し見込み客へこちらから積極的にアプローチをしていく手法になります。
またインバウンド営業とは、HPや電話からの問い合わせに対して商談を成立させる手法になります。
一般的な営業職のイメージはアウトバウンド営業になるのではないかと思います。
参考
実際、私が営業職の時に行っていたものは「飛び込み営業」「既存顧客への訪問」「テレアポ」を行っていました。
これらはアウトバウンド営業に該当します。
一概に営業職といえども、アウトバウンド営業とインバウンド営業では心理的負担が大きく異なりますので、応募する際にはしっかりと確認することが必要です。
営業職に向いている人
ではどのような人が営業に向いているのでしょうか。
一般的にはコミュニケーション能力の高い人が向いていると言われていますが、本質的ではありません。
あなたにとって営業職の成果があなたの充足感を導いてくれる職種になるか
このことを考えることが重要です。
核となる動機づけの原動力を特定する。
動機づけの原動力とは、その人特有の変わらない行動のエネルギーで、人生において確かな形の結果を出そうという気にさせるもの
欲望の見つけ方:ルークバージス著
この本の中では、「人生で何かをうまくやって、それで満たされたときのことを話してください」と綴られています。
あなたが営業活動を通じて成し遂げた成果が、あなたの充足感を満たしてくれるものになるのかがとても大切です。
体験談
私が営業職に魅力を感じたことのひとつに提案をするということが挙げられます。
これはお客様の要望を傾聴し、課題解決に向けて提案書を作成し受注するという営業活動になります。
提案書の作成にはヒアリングを行い問題点を洗い出すことが必要ですが、実はお客様が気づいていない問題点があったりもします。
このことについて想像力を働かせ提案書を作成し受注できたときには喜びや達成感を感じました。
私にとっての営業職の魅力はこの自分の相続力で新たな提案をすることができるということが最大の魅力だと感じています。
営業職で身につくスキル
- ビジネスマナー
- 行動力
- ヒアリング力
- タイムマネジメント能力
- 論理的思考力
- 人脈
ビジネスマナー
目上の方とのコミュニケーションが大部分を占めますので、名刺の受け渡しに始まり、着席の順番や接待での注意点など実践を通じて経験を積むことになります。
必然的に社内で業務をしている以上の緊張感を持って、外部と接するためビジネスマナーの向上に大きく貢献します。
これは営業職を離れても常識があるといった非常に有効なスキル・マナーを獲得することに繋がります。
行動力
アウトバウンド営業やインバウンド営業を問わず、営業活動に行動力は必須です。
行動力が伴わないと機会損失に繋がります。
良くできる営業マンの特徴としてフットワークが軽いという点が挙げられるでしょう。
良くも悪くも行動しない限り結果はでません。
行動力は営業職のスキルにとって必須条件でしょう。
ヒアリング力
お客様の課題を聞き出すヒアリング力もまた営業職には必須のスキルです。
なぜなら仕事はお客様が困っていることを解決することといっても過言ではありません。
ヒアリングをする際にはメモを取ることが有効です。
お客様にとって相手がメモをとって真剣に聞いている姿によって、より多く語ろうとしてくれるからです。
また実際にその場では覚えていても、時間が経つと忘れることも多いのです。
小事が万事に繋がることも多いのが営業の世界ですから、メモを取りお客様の話はヒアリングしましょう。
タイムマネジメント能力
営業と仕事のひとつとして、スケジュール帳を埋めるということがあります。
有能な営業マンは時間を無駄にすることはありません。
またスケジュールが埋まるということは、それだけ得意先や新規開拓先が多いことの現れです。
例えばこちらから営業マンへアポイントを取るときに、いつでも時間が空いている営業マンとなかなかアポイントを取れない営業マンがいたらどちらが優秀な営業マンだと思うでしょうか。
タイムマネジメント能力とは、遂行しなければならない目標に向かって自分の予定を組み立て時間を効率良く使っていくことですが、営業職にとっては受注目標に向けてスケジュールを埋めることが必須条件になります。
論理的思考力
ヒアリング力を身につけたあとにはこの論理的思考力が必要になります。
お客様のご要望に対して、如何に筋道を立て論理的に説得できるかが営業マンの腕の見せ所でしょう。
論理的思考力を磨くには法律に触れることも効果的です。
裁判では裁判官が論理的に双方の言い分を解釈し法律に基づき判決をくだします。そのために法律は論理的に規定されています。
論理的思考力とはどのような考え方なのか
裁判を傍聴し裁判官がどのような脈絡で法律に基づき判断しているのか学習するのも良い学習になるでしょう。
人脈
こちらは身につくスキルというよりも、結果的に生まれてくるものといった方が相応しいかもしれません。
営業活動を始めたころは、知っている得意先もなくいちからスタートします。
そしてだんだんと得意先が増え、予定が埋まっていくようになるものです。
経験談
私が起業した時に1番嬉しかったことは、この営業活動を通じて知り合った方が会社を退職した後もお付き合いをして下さるということでした。
営業職にとってこれ以上の喜びはないのではないでしょうか。
このことが事務職と営業職の大きな違いかもしれません。
営業職のキャリアプラン
- 主任(リーダー)→課長→部長 といった社内昇進
- 優良企業へ転職
- 独立・起業
企業が永続するためには利益を上げ続けることが必須条件です。
そのための営業職の重要性は言うまでもありません。
今いる会社で営業スキルや人脈を作ることができる営業職は、将来の大きな飛躍に繋がる職種といえるでしょう。
まとめ
如何だったでしょうか。
この記事では営業職について考えてみました。
営業職に向いているか悩むことも多いかもしれません。
その時は自分の喜びがどのような時に感じられるのか
このことを考え仕事に取り組むと気持ちの整理がつき集中して取り組むことができるでしょう。
また営業職を通じて身につくスキルにも様々あります。
ご自身のキャリアプランに照らし合わせてみるのも良いでしょう。
- ビジネスマナー
- 行動力
- ヒアリング力
- タイムマネジメント能力
- 論理的思考力
- 人脈
どれも大切なスキルばかりです。
確かに営業職は飛び込み訪問などタフな仕事も多いです。
しかし、得意先が増えるにつれて求められるスキルも変わってきますので、やり甲斐のある職種であることに間違いありません。
営業と事務で迷われている際には参考にしてみてください。