勉強しても頭にはいってこない
頭がいい人はすぐにおぼえられるんだろうなあ
覚えてもすぐ忘れてしまう
勉強をしていて覚えられない。自分は勉強ができないと感じてしまい、勉強を諦めてしまう。
いざ勉強しようと机に向かい、しばらくして見返すと全然覚えていない。
このようなことが勉強をするうえでは常に付き纏います。
そして、勉強をしていて覚えられないことが辛くなり、だんだんと勉強する気がなくなっていきます。
ここでひとつ質問があります。
あなたは覚えるためにそれ相当の時間を投資していますか
覚えられない原因として勉強時間が足りていない可能性があります。
興味のあまりないことを覚えるためには、脳に記憶する情報が必要であることを思わせる必要があります。
そのうえで覚えるための対策を取り、効率よく学習を進めていきましょう。
以下、覚えるための方法を解説していきます。
目次
勉強時間は足りているのか
まずは1週間の勉強時間を測ってみましょう。
ざっくりで構いません。
覚えるためにはそれ相当の勉強時間が必要ですので、自分はどれくらいの勉強時間が覚えるために必要なのか把握することも大切です。
天才でもない限り物事はそんなにすぐには覚えられません。
※勉強時間があまり無い方はこちらの記事を参考にしてみてください
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ではその上で効率よく暗記するために、以下の方法を取り入れてみましょう。
覚えられないには理由がある。その理由を解決するコツ
では、覚えるためにはそれ相当の勉強時間が必要だと認識したら次のステップに移ります。
これは私が実際に資格勉強の際に取り入れた方法になります。
闇雲に勉強を進めるよりも、より効果的に学習を進めることができました。
- インプットとアウトプットの比率を見直す
- 覚えようとしている箇所が全体のどの部分に当たるのか意識する
- 覚える箇所を明確にする
- 覚えたことを思い出せる仕掛けをつくる
以下、順番に解説していきます。
インプットとアウトプットの比率を見直す
勉強した直後に演習問題を解くと、すらすら解けて気分が良いものです。
しかしそれが翌日や翌々日に解いてみると、かなり忘れています。
ここで大切なのが
忘れてしまっている原因がインプットの量が足りない
と決めつけてしまっているということです。
記憶を定着させる為の効果的な復習も大切ですが、多くの人に共通する事柄として
アウトプットの量が圧倒的に足りていない
ということが挙げられます。
※効果的な復習に関する記事はこちらを参考にしてみてください
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ではアウトプットの比率はどれくらいが良いのでしょうか。
インプットとアウトプットの黄金比は3:7
『学びを結果に変えるアウトプット大全』著者:樺沢紫苑より引用
著者の樺沢紫苑先生は精神科医でもあります。
この本の中でアウトプットの重要性についてイラストも交え分かりやすく解説されています。
興味の有る方にはおすすめの一冊です。
実際に知識を知識を「使う」ことで脳は「重要な情報」ととらえ、初めて長期記憶として保存し、現実にいかすことが出来ます。
これが脳科学の法則です。
『学びを結果に変えるアウトプット大全』著者:樺沢紫苑より引用
脳科学の観点からも
アウトプット=問題を解く
という行為を通じて記憶が定着すると解説されています。
またアウトプットすることにより、自分の覚えていない箇所の把握やインプットした知識の定着を図るのと同時に、アウトプットをすることで覚えていない事柄や理解していない事を自分に教えてくれます。
問題を解き答え合わせをしたときに
何を覚えていなかったか
何を誤って覚えていたか
を書き記すことが大切です。
同じ誤りを繰り返さないように学習を進めることで、より効率的な学習に繋がります。
覚えようとしている箇所が全体のどこに当たるのか意識する
まず自分が取り組む勉強(科目)の全体像を把握しましょう。これから何度も復習をするので一度目はざっと全体のイメージを掴む程度で構いません。
また目次も役に立ちます。
そして全体のイメージを掴んでから各論を理解していきます。
自分はこれから全体の中のどの部分を学習しようとしているのか
自分が勉強しようとしている箇所が全体の中のどの部分に当たるのか把握することが大切です。
全体の中のどの部分も勉強しているのかを意識すると、思い出す際に全体の流れからも思い出せるきっかけにもなります。
覚える箇所を明確にする
特に時間の限られている社会人にとっては覚えなければいけない事柄、言い換えると最低限覚えないといけない事柄を明確にすることがとても重要です。
私が独学よりも専門学校や通信講座の受講をオススメする理由のひとつとしてもこのことが当てはまります。
専門の講師はその道のプロです。
過去からのよく出題される傾向を把握されているので、効率よく学習を進めることができます。
覚えるには反復学習が必要で、その為には勉強時間の確保が必要です。
闇雲に覚える範囲を広げることは資格や受験合格には得策ではありません。
参考
例えば国家資格のひとつとして行政書士試験があります。
この試験は300点中180点以上の得点が合格基準点になります。
この場合には合格できる180点を目指し、何に重点を置き勉強に時間を投資するのが効率的かを考えることが、時間のない社会人や学生にとっては重要になります。
覚えたことを思い出せる仕掛けを作る
全体のどの箇所を学習しているか意識することは覚えることだけではなく、思い出せる手助けにもなります。
そのためにも前後の流れを意識し学習を進めましょう。
またイメージから思い出せるようにするのも効果的です。
私の場合では複数の参考書やノートを使わず参考書を1本に絞って学習を進めたことで、覚えていない箇所を何度も確認する回数が増えました。
このことで自然とテキストのこの辺りにのっていたなとテキストのイメージから思い出すことができました。
まとめ
覚えられないと感じたらまずは覚えられない理由を考えてみましょう。
ただ力技で頭に詰め込むことも必要ですが、継続して中長期で勉強に取り組むためには覚えるための工夫も必要です。
今回、覚える為の方法・コツを4つご紹介いたしました。
- インプットとアウトプットの比率を見直す
- 覚えようとしている箇所が全体のどの部分に当たるのか意識する
- 覚える箇所を明確にする
- 覚えたことを思い出せる仕掛けをつくる
これらは実際に私が覚えるために意識したことや実践したことになります。
これらのことを取り入れ覚えられないのではなく覚え方を工夫し学習を継続していきましょう。